御嶽に関する配慮について

御嶽はその地域に根付いた地の神の信仰に基づく場所であるため、観光地ではないことに十分配慮して訪れる必要がある。また文献などによってはむやみに訪れる場所ではないという記載もあるが、その土地を訪れたことへの挨拶や、日々の安全・健康祈願、またはその祭神の主となる祈願に関しての訪問であればこれを拒否する神もいないであろうと思われる。ただし最終的な判断に関してはその御嶽を信仰している地元住民や管轄の判断を優先することとする。

また御嶽によって個別のローカルルールが存在するものがある(指定された期日以外は入ることが許されていない、男性自体が立ち入りを禁じられている、赤いものを持ち込めない、など)。時代の変化や解釈の仕方によって様々な捉え方があるが、人種や宗教、性別に関わらず、他者が信じるものを犯す権利は誰にも存在しないことを改めて念頭に置いておきたい。